Low-E複層ガラス

よみ:ろーいーふくそうがらす

ひとことで言うと

2枚のガラスを重ねた複層ガラスに、目に見えないほど薄い金属の膜を付けたガラスです。膜の付け方で「遮熱タイプ」と「断熱タイプ」に分かれます。

明るい部屋の窓に取り付けた黒い枠の内窓
与那原町の施工例。内窓に遮熱タイプのLow-E複層ガラスを入れました。

どんなもの?

2枚のガラスのあいだに空気などの層をはさんだ「複層ガラス」の片方に、Low-E膜という薄い金属の膜を付けたものです。板硝子協会の会員各社の資料では、熱の伝わりやすさ(熱貫流率)は、ふつうの複層ガラスが2.9W/(㎡・K)程度、Low-E複層ガラスが1.8W/(㎡・K)程度とされています。

ガラスそのもののしくみは、グループのガラス専門店の辞典でくわしく解説しています(ガラスマート!「ガラス辞典:Low-E複層ガラス」)。

沖縄の家では

沖縄は「遮熱タイプ」が基本

板硝子協会の会員各社は、Low-E複層ガラスを日差しの熱の入りやすさで2つに分けています。日射熱取得率が0.50以上のものが「断熱タイプ(日射取得型)」、0.49以下のものが「遮熱タイプ(日射遮蔽型)」です。断熱タイプは冬の日差しを取り込むのが得意で、遮熱タイプは夏の日差しの熱をはね返すのが得意です。

沖縄は冷房の季節が長く、気象庁の平年値では那覇の7月の全天日射量は20.9MJ/㎡と、1年でいちばん多い月です。冬の暖房よりも夏の日差しが問題になる沖縄では、遮熱タイプを選ぶのが基本になります。

西日の当たる窓は、とくに差が出やすい

国立天文台の暦計算室によると、那覇の夏の日の入りの方角は西北西です。真西の窓だけでなく、北西向きの窓にも夕方の日差しが入ります。こうした窓こそ、遮熱タイプのガラスが向いています(沖縄の西日対策)。

どの窓に入れるか

Low-E複層ガラスは、内窓に入れる方法と、カバー工法で新しくする窓に入れる方法があります。目的ごとのガラスの選び方は沖縄の内窓ガラス選び方にまとめています。

見分け方

  • ガラスの隅や、2枚のガラスのあいだの部材(スペーサー)に、製品名が印字されていることがある
  • 見積書やカタログに「Low-E」「遮熱」「断熱」といった言葉がある

当社でできること・できないこと

できること 内窓やカバー工法の窓に、遮熱タイプ・断熱タイプのLow-E複層ガラスを選んでお付けできます。窓の向きとお悩みを伺って、どちらが合うかをご提案します。
気をつけること 国の補助金の金額は、ガラスと枠の組み合わせで決まる窓の性能のグレードによって変わります。
できないこと 「部屋が何℃下がる」といったお約束はできません。家の向きや広さ、屋根や壁の状態で変わるためです。現地を見せていただいたうえで、正直にお伝えします。

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出典・参考:
板硝子協会 会員各社のエコガラス仕様 https://www.itakyo.or.jp/
気象庁「那覇(沖縄県)平年値(年・月ごとの値)1991〜2020年」 気象庁 過去の気象データ
国立天文台 暦計算室「日の出入り@那覇(沖縄県)」

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